春のやわらかな風とともに始まった新しい毎日。

「ことり組になったよ!」

進級したことを喜び、期待に胸をふくらませて登園してきた子どもたち。新しい環境に少し戸惑う様子も見られましたが、友だちや先生との毎日を重ねる中で、その表情は少しずつほころび、安心した笑顔がたくさん見られるようになりました。

振り返ると、この三か月は子どもたちにとって「心の土台」を育む大切な時間だったように思います。

泥んこになって思い切り遊び、水あそびに目を輝かせ、夢中になって制作を楽しみ、友だちとたくさん笑い、おいしく食事をいただく…。

そんな何気ない毎日の積み重ねの中で、「ここなら安心できる」「ありのままの自分でいていい」と感じられるようになり、一人ひとりが自分らしさを伸び伸びと表現する姿が見られるようになりました。

安心できる場所があるからこそ、子どもたちは自分らしさを発揮し、「やってみたい」という気持ちを大切に育んでいきます。

「ぼくにもできるかな。」
「やってみたい!」
「一緒にやろう!」

そんな言葉や姿が日を追うごとに増え、小さな挑戦を重ねながら、自分の力を信じられるようになってきました。

できた喜びは自信となり、その自信が「もう一回やってみよう」「今度はこれにも挑戦してみよう」という勇気へとつながっています。

また、友だちとの関わりも大きく変わりました。

最初はそれぞれが好きな遊びを楽しんでいた子どもたちが、「一緒に作ろう」「どうしたらもっと良くなるかな」と考え合う姿が増え、友だちの思いに耳を傾けながら遊びを広げられるようになりました。思いがぶつかることもありましたが、その一つひとつの経験が相手を思いやる心を育み、子どもたちの世界を大きく広げてくれました。

一学期は、子どもたちの「やってみたい」という思いから、たくさんの遊びが広がりました。

花の日礼拝をきっかけに訪れた魚屋さんとの出会いは、「ことり水族館」へとつながり、子どもたちの想像の世界を大きく広げてくれました。色とりどりの魚を作り、水族館をみんなでつくり上げる中で、一人では思いつかなかったアイデアが友だちとの関わりによって膨らみ、「一緒につくる楽しさ」も味わうことができました。

また、「こうじくん」を使ったクッキングでは、本物に触れ、自分たちで作ったものを味わう喜びを経験しました。「おいしいね」と顔を見合わせて笑う時間も、子どもたちの心を豊かに育んでくれたように思います。

子どもたちがこの一学期で身につけたものは…

安心できること。
自分を信じること。
友だちとつながる喜び。
そして、「やってみよう」と一歩踏み出す勇気。

それらは、これから先の成長を支える何より大切な心の土台です。

子どもたちは、この一学期、一人ひとりの歩幅で確かに成長しました。その歩みをそばで見守り、一緒に喜び合えたことを、私たちも心からうれしく思っています。

保護者の皆様には、日々の温かいご理解とご協力をいただき、本当にありがとうございました。(特に、お洗濯…本当に感謝です!!)

夏休みには、ご家庭だからこそ経験できるさまざまな出会いや体験…そして愛おしい毎日が子どもたちの心をさらに豊かに育ててくれることでしょう。

二学期、ひと回り大きくなった子どもたちに会えることを、楽しみにしています。

子どもたち一人ひとりが神様に愛されるかけがえのない存在として、自分を大切にし、友だちを大切にしながら歩み始めたこの一学期。その歩みは、これからも子どもたちの未来を支える確かな力になっていくことと思います

神様のお守りの中で、ご家族皆様が健やかで実り豊かな夏を過ごされますよう、お祈りしております。