園庭の桜が少しずつ花を咲かせました。
あたたかな陽の光が、新たな門出を
迎える子どもたちを照らしています。

3月19日、20名の愛おしい
ひかりぐみの子どもたちが、
無事卒園の日を迎えることができました。

この一年間、これまでとは
違う困難の中、様々なことを
皆で乗り越えてきました。
悲しいことや辛いことが多くあった
年となりましたが、子どもたちは
本当に伸びやかに、毎日を朗らかに
過ごすことができました。

最後の一週間は、幼稚園生活の
全てのことを振り返り、感謝し、
思いを伝え合いながら過ごしました。
一つ一つのことが最後になっていきます。
「お別れ寂しいな」
「いちご組さんから
もういっかい幼稚園に来たい!」
「小学校も楽しみだけど、
まだみんなと一緒にいたいな」
と、幼稚園生活を振り返り、
名残惜しそうに話してくれました。

幼稚園最後のクッキングは、
「みんなが食べられて
大好きなものを作ろう!」と
みんなで相談して決めた
手作りドーナツ作りです。

ホットケーキミックスに水と油を
入れてこねて、真ん丸の
ドーナツを手作りして、
ホットプレートで揚げ焼にしました。

こんがり焼けたドーナツに
粉砂糖を溶かして塗って、
トッピングをして完成です。

甘い香りにみんなうっとり!
大きな口で美味しくいただきました。

美味しくて楽しい経験を
たくさんすることができましたね。
これからももっともっと美味しいものに
沢山出会ってくださいね。

16日には、これまで取り組んできた
縄跳び、鉄棒、跳び箱、キャッチボールの
中で一番得意な種目を小さな子どもたちと
先生たちの前で披露する、
わくわくチャレンジ発表会を
開催しました!

精一杯励んできた成果を発揮して、
大きな拍手とキラキラの眼差しを
受け、さらに自信をつけました。

卒園式の前日に行われた
みんなあつまれ~ありがとうの会~
では、小さい友だちとの思い出を
振り返り、ありがとうの気持ちを
プレゼントと歌と言葉で伝えました。

手作りプレゼントは、
楽しかったふしぎのもりのぼうけんの
すごろくと、絵合わせカードです!
一つ大きくなった新しいお部屋で、
いっぱい遊んでね。という
気持ちを込めてみんなで作りました。

小さい友だちからも、
小学校で使う素敵なプレゼントを
たくさんもらって、
とてもとても嬉しそうな笑顔を
見せてくれた子どもたちです。

こうして子どもたちとの一週間を
振り返り、文章を書くのも、
最後になりました。

色々な生き物や植物に囲まれて
心豊かに過ごし、
友だちと心を通わせて、
大きく優しくたくましく、
成長してくれたひかり組さん。

ことり組から今まで、
2年の間子どもたちと共に毎日を
楽しく過ごすことができ、
言い尽くせない程の感謝が溢れます。

別々の道を進んでも、
神様からの恵みは決して消えません。
巣立ちゆく子どもたち一人ひとりを
心から祝福します。
神様のお守りが、
豊かに豊かにありますように。

ひかりぐみさん、そつえんおめでとう
みんなのこと、ずっとおいのりしています。

たくさんのしあわせをありがとう。

2020年度 ひかり組担任 森下友美